日没の錬金術師 16

春初日の日曜日です。雪はすっかり消えました。
朝からパタパタと働くグレイスに、郵便物を取りに行ってもらいました(MOD)。
請求書ではない郵便は、なんと初めてなんですよ。

ラブレターがやっと来ました。
もう16日目なんですよ? どれだけモテないんですか? メラニー。
でも手紙だけ。
プレゼント欲しいんですけど。絵とか植木とかいただけませんかねぇ。
家の中が寂しいんです。

メラ「グレイス、それはメイドさんの仕事だから」
グレ「だってぇ。汚れてるし、散らかってる」

家中をきれいにしたいらしいです。
『きれい好き』って、やっぱり厄介だ。

引っ越ししてメラニーの寝室が独立したこともありますし、ご招待しますか。

やってきましたマグロ―氏。
車は黒いリムジンでしたよ。写真撮れなかったですけど。

玄関前で待ち構えて、一気に行きます。

え? そこ?
裏口を作ったのは子供たちの為なんですが、寝室を通り過ぎて外に出ちゃいました。

ツリーハウスでウフフが出来るとは知りませんでした。
新しいベッド買ったのになぁ。

終わって家に入ろうとするマグロ―氏を呼び止めます。
お別れだからね。

スタ「え? 何? どういうこと?」

はいはい。ごめんねー。

さよーならー。

あぁもう春なんですねぇ。蝶が飛んでます。
メラニーはゲットしないといけないんですよ。錬金術の材料ですから。

メラ「あー疲れたわぁ」

何のテレビ見てる?
釣りとか料理とかを見てほしいなぁ。

グレイスはインコのコンちゃんとお喋りしている様子。
絵は進まないなぁ。飽きたのかな?

コンラッドが泣いて気を引いたんですが、メイドさん。何してるんですか?

注目を浴びて、マズいと思ったんですか? いきなりお帰りです。
食べかけのそのベーグル、そのままですか?